カーローンを利用して車を購入している方の中には、金利が高く、毎月の返済が負担になっている方も多いのではないでしょうか。そんなときには金利の低いカーローンへ借り換えることで、月々の負担を和らげることができます。しかし、借換えれば必ず得をするというわけではありません。
ここでは、カーローンの借換え方法と、借換えを検討する上で注意したいことなどをご説明します。
カーローンの借換え方法とは？
カーローンの借換えとは、現在融資を受けているカーローン会社とは別のカーローン会社で新たに契約を結び、その借入金で現在のカーローンを繰上返済することです。借りられる金額は現在のカーローン会社の残債と同額で、完済によって現在のカーローン会社との契約が終了した後は、新しく契約したカーローン会社へ返済していくことになります。毎月支払いが続くことに変わりはありませんが、元のカーローン会社より金利が低ければ支払総額が下がり、毎月の返済額も安くなります。
カーローンの借換えを行いたいときには、おもに次のような手順で手続きを進めます。
＜カーローンの借換え手順＞
1）借り換えたいカーローン会社で仮審査を受ける
2）現在借り入れているカーローン会社へ、繰上返済したい旨を伝える
3）借り換えたいカーローン会社の仮審査に通過したら、必要書類をそろえて申し込み、本審査を受ける
4）本審査に通過したら契約を結び、現在のカーローンの残債を繰上返済する
カーローンの借換え先を選ぶポイント
カーローンの借換え先を検討していると、つい金利にばかり目がいきがちですが、諸費用に着目することも忘れてはいけません。カーローンの新規契約や繰上返済では、事務手数料がかかったり、印紙代や振込手数料が必要になったりすることがあります。手数料の有無や金額はカーローン会社によって異なるため、事前に確認しておかないと、思わぬ出費になってしまうことがあります。
また、選んだカーローン会社によっては、新しい銀行口座を開設する必要があるなど、借換え以外の手続きが発生することもあるので、借換え先のカーローン会社は金利だけで決めずに、総合的に判断するようにしましょう。
カーローンの借換えに必要な書類
借換えであっても、借換え先のカーローン会社では新規の契約として手続きを行うため、必要書類をそろえなおさなければなりません。その際、現在の借入状況がわかる書類も必要になります。
カーローンの借換えで必要な書類には、おもに次のようなものがあります。不備のないように、事前にカーローン会社へ確認しておきましょう。
＜カーローンの借換え時に必要な書類＞
・本人確認書類（免許証やパスポートなど）
・勤続年数が確認できる書類（健康保険証、ねんきん定期便、開業届など）
・所得証明書（源泉徴収票、住民税決定通知書、確定申告の控えなど）
・現在借りているローンの返済予定表
・現在借りているローンの返済状況がわかるもの（通帳のコピーなど）
・車検証の写し
・銀行の届出印
カーローン借換えのメリットとデメリット
現在のカーローンより金利の低いカーローン会社へ借り換えた場合、支払総額が下がり、月々の返済の負担が減るというメリットがあります。また、住宅ローンなどカーローン以外にも組んでいるローンがあるときは、ひとつの借入先にまとめることで、金利の優遇を受けられたり、管理が楽になったりするといったメリットも得られるでしょう。
その反面、新規のカーローンを組むことによる手間がかかったり、手数料などで一時的にまとまった費用が必要になったり、手続きが終わるまである程度の時間を要したりするなど、デメリットになることもあるため、メリットとデメリットの両方を考慮して、よく検討することが大切です。
カーローンの借換えが向いているのはどんなケース？
カーローンの借換えは、月々の返済額が下がる一方で時間や手間を要するなど、メリットだけでなくデメリットもあるだけに、状況次第では不向きのケースもあります。
カーローンの借換えがどんなケースに適しているかを見ていきましょう。
＜カーローンの借換えが向いている方＞
・現在高い金利でカーローンを借りている
・ほかのローンと借入先が違うなどで、毎月の返済に手間がかかっている
・年収がアップしたり、ほかの借入れが完済したり、現在のカーローンを組んだときより経済状況がよくなっている
＜カーローンの借換えが向いていない方＞
・カーローン以外に抱えている債務が多い、携帯電話使用料の滞納など、審査に通りにくい条件がある
・最近転職をした
・現在のカーローンを組んだときより年収が下がった
カーローンの借換え時に確認するべき条件
多少の手間はかかっても総合的にメリットが見込めるようであれば、カーローンを借り換えたいという方も多いでしょう。ただ、状況によっては思ったほどのメリットを受けられなかったり、そもそも借入れできない条件だったりする可能性もあります。借換えを検討するときは、次の点を事前にしっかり確認するようにしましょう。
1. 借換えの手数料と現在の利息の総額
借換えに手数料などが発生する場合、現在組んでいるカーローンのまま支払いを続けた場合の利息の総額と、新しいカーローンの利息の総額に手数料を合わせた金額に、どれくらいの差額が出るか試算してみましょう。
2. 金利タイプによるリスク
金利には固定金利と変動金利があります。契約時の適用金利が続く固定金利は、変動するリスクがない代わりに、変動金利より若干高めに設定されています。変動金利は固定金利より安い利率で借りられますが、金利が上がる可能性もあるので、その際には利息の総額が上がるリスクも考慮しておかなければなりません。
3. 現在の金利の方式
一般的な金利は、返済時の借入残高を基にその都度利息を算出します。しかし、あらかじめ借入額全額に対して利息を上乗せする「アドオン方式」の場合には、借入残高にも金利が含まれているため、借換えをするとかえって損をしてしまうので注意が必要です。
4. 借入年数と利息のバランス
借換えの際、新しいカーローンの返済期間を、現在のカーローンの残りの年数より長めに設定できることがあります。月々の返済額が下がるというメリットがありますが、返済期間が延びる分利息も増えるので、借入年数と利息のバランスを考慮する必要があります。
5. 車の所有者
原則として本人所有の車でなければカーローンの借換えはできません。しかし、カーローン会社によっては、完済するまでディーラーや信販会社が車の所有者となっていることがあるため、まずは車の所有者が誰になっているか確認しましょう。
カーローンの借換えを検討中なら「カーリース」がおすすめ
カーローンの借換えを検討していたけれど、カーローンを借換えてもメリットがない、そもそも借換えができないといった場合、カーリースという選択肢を視野に入れると、今抱えている問題をクリアできることがあります。カーリースには、カーローンの借換えよりもお得に感じられる次のような特徴があります。
定額制なら思わぬ出費の心配なし
カーリースは、自賠責保険料や各種税金、車検代やメンテナンス料など、新車の購入や車の維持に必要な費用がすべて定額料金に含まれているので、月ごとの出費のばらつきや思わぬ出費の心配がなく、乗り始めからずっと変わらない金額でカーライフを楽しめます。
残価設定だから安く新車に乗れる
カーリースでは、契約者のために用意された新車に乗ることができます。しかも、契約満了時の予想価格を差し引いた残価を基にしてリース料が設定されるので、月々の支払額がカーローンの返済額より安くなる場合があります。また、契約年数が長いほど月々の料金が安くなるので、同じ車に長く乗り続けたい方にも向いています。
まとまった資金がなくてもすぐに乗れる
カーリースは頭金などを支払う必要がないため、リース料だけで新車に乗ることができます。そのため、カーローンの借換えで手数料などの出費が負担に感じている方は、諸費用の心配なく新車に乗り換えられるカーリースであれば、安心して利用できるのではないでしょうか。また、年単位の長期契約で借りているあいだはいつでも自由に乗れるので、マイカーを所持しているのと変わらない環境でカーライフを楽しめます。
カーリースなら「おトクにマイカー 定額カルモくん」で決まり！
カーリースはリーズナブルに新車に乗れるサービスとして近年注目を集めています。中でも「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、実店舗を持たないオンラインをメインとしたサービスにより低価格を実現し、業界最長となる11年の長期契約（2019年7月定額カルモくん調べ）などを可能としているため、よりお得にカーリースが利用できます。定額カルモくんの特徴には、次のようなものがあります。
＜定額カルモくんの特徴＞
・国産の全車種、グレードから好きな車が選べる
・車検や消耗品の交換、返却時の原状回復費用などが定額で受けられる「メンテナンスプラン」がある
・走行距離を気にせず走れて、契約満了時に車がもらえる「乗り放題オプション」がある
カーローンの借換えは条件がそろえばお得
車は安くはない買い物なので、わずかな金利の違いで、カーローン借入れ中の負担が大きく変わります。好条件で借換えできればかなりお得にカーライフを楽しめるようになりますが、手数料や金利の変動、所有者の問題など、なかなか思い通りにいかないことも多いかもしれません。そんなときは、カーローンの借換えよりもお得に新車に乗れるカーリースを検討してみてはいかがでしょうか？
よくある質問
Q1：借換えすれば絶対お得になる？
A：現在のカーローンと借換え後のカーローンの金利や諸経費の有無などにより、お得にならないこともあります。
Q2：借換えた方がお得になるのはどんな人？
A：諸経費を差し引いても利息総額の差額がマイナスになる方や、経済状況が変わり現在のカーローンより好条件の借入れが可能になった方、ほかのローンとまとめることで金利優遇などを受けられる方はお得になるでしょう。
Q3：車の所有者が自分じゃなくても借換えできる？
A：カーローンの借換えは、原則として車の所有者本人のみに限られています。そのため、ディーラーなどが所有者になっている車のカーローンは、契約者が勝手に借り換えることはできません。
※記事の内容は2020年5月時点の情報で制作しています。
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May 18, 2020 at 04:29AM
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