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新社会人が稼げる人になる「コスパ最強」の方法 - 東洋経済オンライン

「若いうちは自分に投資せよ」は間違っている

今日から、晴れて社会人。最速で「稼げるプロ」になりたいなら、会社を頼りにしてはいけないのか? (写真:Fast&Slow/PIXTA)

「若いうちは自己投資が大事」と、よくいわれます。世の中には若い人向けの「自己啓発本」がたくさん出ていますし、それらの本を読んでみると、「これからは会社に頼るのではなく、自分の実力をつけるべきだ」とか、「会社員ではなく、プロフェッショナルとしての専門性を身に付けよう」などといった内容がほとんどです。

これらは別に間違っているというわけではありませんが、私から見るといかにも自己啓発をビジネスのネタにしている人たちが言っているという印象を拭えません。いろいろな分野での資格取得や、ビジネスノウハウを教えるセミナーといったイベントにはかなり高額な費用もかかるようです。そういうものに投資をして自分を磨きなさい、というのは一見もっともなように思えますが、どこか本末転倒のような気がするのです。

コスパに優れる「会社の研修」を使い倒せ

そもそも日本はアメリカと違って、多くの会社はその学生が持っている専門性を評価して新卒採用するわけではありません。採用した後に戦力化するために、さまざまな研修プログラムを用意しているのです。きちんとした集合研修がなくても、現場でインストラクターをつけて、OJTで業務知識と経験を習得させて一日も早く戦力化するようにしています。

産労総合研究所というところが2018年にまとめたデータによりますと、企業が研修教育に使っている費用の総額は平均6773万円(2017年実績)だそうで、従業員1000人以上の企業では1億3000万円を超えています。つまり、社員に専門性を身に付けさせるため、企業は相当なコストを負担しているのです。だとすれば、それを利用しない手はありません。

プロフェッショナルとしての専門性を身に付けて、「稼げる」ようになるためだとすれば、少ない給料の中から自分で負担して、自己啓発セミナーなどへ行くよりも、会社が用意している研修プログラムや課題を利用して学び、自分に与えられた目の前の仕事に注力するのが、経済的かつ効率的です。

要は「今の仕事を一生懸命頑張る」ことが、プロになるいちばんの近道なのです。これは決して会社に寄りかかることを勧めているわけではありません。心構えの問題です。会社に頼らずに、自分の実力をつけるべきだというのは、まったくそのとおりです。ただ、そのことと会社を利用しないということとは、別の話です。

会社は一日も早く“稼げる人”になってもらいたいわけですから、入社時の研修は言うに及ばず、勤続年数や役職に応じて用意される研修プログラムについても、その業界でもっと稼げる人材になってもらうために厳選したメニューを会社が提供してくれているはずです。ですから、サラリーマンとしてはこれをまず使い倒すことをお勧めします。

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May 09, 2020 at 03:55AM
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