新型コロナウイルスの感染拡大で外国人が医療機関を受診する機会が増える中、順天堂大学は、医療従事者向けにわかりやすい簡単な日本語で診療にあたる方法を紹介する動画を、30日からネットで公開しています。
この動画は、わかりやすい簡単な日本語での診療の普及に取り組む順天堂大学の武田裕子教授らでつくるグループが制作し、体温や血圧を調べる際には「測定」という単語の代わりに「はかります」と説明したり、ウイルスの検体検査で、鼻の中に入れる棒について「綿棒」という単語を使わずに「これ」などと使うものを見せながら説明したりする実例を紹介しています。
武田教授によりますと、外国人が医療機関を受診する機会が増えていますが、日本語が母国語ではなかったり医療通訳者が感染防止を理由に同席できなかったりして、医師らが外国人と十分に意思疎通をとることができないケースが出始めているということです。
こうしたことから、医療従事者にわかりやすい簡単な日本語での診察の方法をまとめた動画を参考にしてもらおうと、30日から公開を始めました。
武田教授は「いま医療現場は余裕のない中で患者と向き合っているが、患者も不安を抱えており、緊張した中では言葉の壁はいつもよりも大きく感じられる。医療従事者には、簡単な日本語を使うことを心がけてほしい」と話していました。
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May 02, 2020 at 02:11PM
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簡単な日本語での診療方法を動画で紹介 新型コロナ - NHK NEWS WEB
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