外国人「相談方法分かって安心」近江八幡署で安全教室 - 中日新聞

安全対策の説明を受ける外国人たち。同時通訳のほか、翻訳アプリを使って理解を深める参加者もいた＝近江八幡署で

　近江八幡署管内に在住、在勤の外国人を対象にした安全教室が五日、同署であった。防犯や交通安全のほか、一一〇番通報の仕方、災害対策といった自分の身を守る方法を総合的に学び、身に付けてもらおうと署が企画した。

　管内（近江八幡市、竜王町）には、千六百人余の外国人が暮らす。増加傾向にあり、署が管内の企業や事業所を通じて呼び掛け、ブラジル、ベトナム、インドネシア、中国を中心に約四十人が参加。ウガンダやカメルーン、コンゴ、スーダンの出身者も耳を傾けた。

　近江八幡市国際協会で英語通訳を務める、中江保子さん（３８）が「外国人が暮らしをもっと楽しく充実させるためのヒント」と題して講演。「分からないことがあれば、一人で悩まず相談を」「やさしい日本語を覚えて」「近所の人にあいさつをしよう」と呼び掛け、「これらを心掛ければ、生活に役立つヒントがもらえます」とアドバイスした。

　署の各課の担当者が、犯罪や交通事故に遭わないための注意点を伝え、外国人に関する犯罪情勢も報告した。講演を含めると二時間半以上に及び、その後、安全相談も受け付けた。

　近江八幡市...

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