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夕飯の品数に悩む主婦の気持ちが楽になる方法 - 東洋経済オンライン

ごはんを作るのがしんどい時にどう乗り切るか

毎日ごはんを作るのがつらくなってしまうときはありませんか??(写真: mits / PIXTA)

ごはんを作るのが楽しみ。でも子育てをしながら、家事をしながら、ごはんを作るのはしんどくなる日もある。そんな人もいるのではないでしょうか。料理研究家のコウケンテツ氏著『本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ』を一部抜粋、再構成し、ごはん作りが楽になるヒントを紹介します。

毎日の食卓に品数を多く揃えないといけない。そんな品数問題について悩まれている方も多いと聞きます。

「え!?今日餃子だけ!?」

と言われ、ブチギレそうになった経験、ございませんか? 餃子は、見た目のシンプルさとは裏腹に、ものすごく手間がかかります。キャベツ、ねぎ、ニラなどの野菜を大量にきざんで餡を作る。その餡を1個ずつ皮で包む。フライパンにきれいに並べて焼く。

そうです、これは大仕事です。大量の野菜とひき肉と調味料とを和えるので、大きなボウルだって必要です。さらに、餃子の餡を包むときには、調理スペースも広くとられてしまう。やることがいっぱい。こうした、手間も時間も空間も必要な料理を作るときには、どうしたってほかに品数を増やすのが難しくなります。

餃子を作るのも大仕事

「テーブルの脚が折れるくらい品数を揃えないといけない」といわれる食のおもてなしの国、中国にロケに行ったときのこと。訪問したご家庭でこんな光景がありました。保存容器にギュウギュウに詰め込んだ冷たい水餃子をそのままレンジで温め、タレをたっぷりぶっかけただけの晩ごはん。副菜どころかおコメなどの主食もない。それをいかにもおいしそうに食べていたお父さん。その姿を見て、我が目を疑った。全然、話ちゃうやんけ。

いや、まてよ、そもそも餃子には野菜もたっぷり、お肉だってたっぷり入っている。皮は小麦でできているから炭水化物も補えるのか。そうか、餃子こそ、これ1品だけで1食分まかなえるパーフェクトな料理だったのか。餃子を作ったら、はい、今日の料理はおしまい。全然OKなのです。

とはいえ実際、餃子だけでおなかいっぱいにしようと思うとかなりの数が必要になりますので、餃子の日はライスのみ添えましょう。いわゆる餃子ライスですよね。気持ちや時間に余裕のあるときだけもう1品副菜を作る。

実はこんなふうに、「品数をもっと減らしてもいいのでは?」と僕が講演会などで提案すると、「子どもの栄養が心配」とか、「品数が少ない=手抜きごはん=母親としてどうなのか」と自問自答してしまう方が多いようです。

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October 12, 2020 at 11:10AM
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