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「私が辞めると前例になりかねない」 丸山穂高衆院議員一問一答 - 毎日新聞 - 毎日新聞

衆院決算行政監視委員会を終えて、記者団に囲まれる丸山穂高議員(中央)=国会内で2019年5月20日午後0時11分、川田雅浩撮影

 北方領土返還に関し「戦争しないとどうしようもなくないか」などと発言し、日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員は20日午前、立憲民主党や維新など野党6党派が提出した議員辞職勧告決議案について「言論の府が自ら首をしめかねない行為だ。絶対に辞めるわけにはいかない」と述べ、辞職を重ねて否定した。同日の衆院決算行政監視委員会への出席に先立ち、記者団に語った。

 20日の丸山穂高衆院議員と報道陣のやり取りは以下の通り。

 ――辞職勧告決議案について。

 これまで出された辞職勧告決議案は、全て逮捕・起訴された案件であり、「発言」に対して出すことは由々しき事態で、言論府自体が自らの首を絞めかねない行為だ。今回は野党から出されたが、多数を握っている与党が野党議員の発言に対し辞職を迫れるのであれば、どんどん次から次へと議員をクビにすることができることになっていく。

 ――可決された場合、辞職は。

 私が辞めることで、前例を作ってしまいかねない。絶対に辞めるわけにはいかなくなってしまっている。

 ――維新幹部がロシアに対し陳謝したことについて「意味不明」と投稿した。

 戦後70年以上、我が国の固有の領土である北方領土を不法に占拠してきたのはロシア側であり、それに対し謝罪をしに行くというのは非常に問題がある。謝罪すべきは、(私が発した)あの場での不適切さと、そして何より島民の皆さん、元島民の皆さんに対して配慮を欠いたことであったと。そこに関しては重ねておわび申し上げるが、これに関連して、ロシアに対して謝罪するということは、誤ったメッセージを送りかねない。

 ――辞職勧告決議案は「憲法の理念を逸脱する発言で、度を越えている」というのが理由だった。

 全くもって憲法の理念を逸脱しているとは考えていない。

 私自身が実力行使したわけではないし、私が「やれ」と言ったことを「やりましょう」という話でもない。手段が限られている、交渉も難航している中で、どういった方法を模索するか。あの場所では、いろいろな方が議論しており、その中で賛否を聞くという形での発言なので、全く憲法違反に当たらないと考えている。

 ――与野党から厳しい意見が出ている。振り返って、自身の発言をどう評価しているか。

 まずは不適切だった。そして何より、島民の、元島民の方に対する配慮に欠けていたというのはその通りだと思う。重ねて撤回と謝罪を申し上げたい。多くの方からいろいろなご意見をいただき、その一つ一つについて真摯(しんし)に受け止める。また、政治家として、領土問題はどういう状況になっているのか、どうすればこの問題が解決に向かっていくのか、私自身も議論を前に進め、解決に向け前に進めていきたい。

 ――(2015年末に東京都内の居酒屋で飲酒後、口論となった一般男性の手をかんだ問題を起こし、今回も飲酒したうえでの発言だったため)飲酒で度重なる問題を起こしているという指摘がある。

 日本維新の会の松井一郎代表が、アルコール依存症という形で私のことを(ツイッターに)投稿された。非常に遺憾だ。ぜひ撤回と謝罪をしていただきたい。根拠もなしに言っているのならば非常に問題であり、逆に医者から聞いたのであれば、その医者は医師法違反だ。何より、アルコール依存症の方に対する配慮を欠いた非常に由々しき発言だ。

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https://mainichi.jp/articles/20190520/k00/00m/010/194000c

2019-05-20 11:05:00Z
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