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車に付いた花粉を除去する方法とは?すぐに試せる4つの対策法 - Goo-net(グーネット)

カーライフ[2020.04.30 UP]

車に付いた花粉を除去する方法とは?すぐに試せる4つの対策法

車に付いた花粉を除去する方法とは?すぐに試せる4つの対策法 グーネット編集チーム

1年を通して舞い続けている花粉。車に付着すると簡単には落とせず、とても厄介です。特に花粉の飛散量が多い春になると、何度洗っても落ちない花粉汚れに頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、車に付着した花粉を除去する方法とコツをご紹介します。後半では花粉から車を守る予防法もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の目次

車は花粉で腐食する!?

花粉は車に付着するとボディを汚し、傷付けるだけではなく腐食を誘発します。特に、花粉と水の組み合わせには注意が必要です。汚れが落としにくくなるだけではなく、最悪の場合にはコーティングやボディの塗装を剥がす原因にもなります。

さらに春は、粒子が大きく粘着力の高いスギやヒノキの花粉が大量に舞っています。花粉との組み合わせを避けたい結露や雨の頻度も多いため、より頑固で落としにくい花粉汚れが残ってしまうのです。

車に花粉が付着する仕組み

花粉は、内部にペクチンと呼ばれる成分を含んでいます。もともと粘着性のある花粉ですが、水に触れるとペクチンが溶け出し、さらに粘着力が増して張り付きやすくなります。

この独特な粘着力が、花粉が車に付着して落ちにくくなる厄介な仕組みの一つなのです。

花粉汚れは主に2種類

花粉汚れには、主に「花粉そのものが積もった汚れ」と「花粉と水が合わさったシミ汚れ」の2種類があります。

花粉だけであれば手軽に取り除けますが、シミ汚れになると塗装内部にまで染み込んでしまうためとても厄介です。塗装が変形して表面が凸凹になり、いくら洗ってもボディの表面にはザラザラとした感触が残ります。

コーティングでは解決できないことが多い

「コーティングすれば花粉対策になるのでは」とも思えますが、花粉と水が混ざった状態(=花粉シミ)になると、あっという間に塗装内部にまで染み込んできます。

そうなると、コーティングには意味がありません。花粉量や経過時間によっても異なりますが、洗車時間が若干短くなる程度の効果しか感じられないでしょう。

花粉汚れを除去するコツ

花粉汚れを除去するコツ グーネット編集チーム

花粉には、タンパク質が含まれているため「花粉汚れ=タンパク質汚れ」として対処するのが基本です。
このポイントを押さえ、花粉汚れを除去するコツを4つご紹介します。

洗車シャンプーの濃度を上げる

一番手軽に始められるのが、洗車シャンプーの濃度を上げることです。時間をかけながら、たっぷりの泡で洗い上げましょう。
また、ボディを泡でたっぷりと覆ったあと、乾かない程度に一度放置するのもおすすめです。

熱を加える

花粉汚れのなかでも塗装に染み込んでいる花粉シミに有効なのが、熱を加える方法です。熱で塗装をやわらかくし、花粉シミを取り除きやすくします。温度としては、だいたい60度以上が目安です。

ただし、汚れの進行具合によっては、100度以上の熱を加えても取り除けない場合もあります。高温になればなるほど素人では扱いにくくなるため、80度以上の熱でも落とせない場合は、専門家に依頼することも検討しましょう。

また、熱を加える方法には、

・ドライヤー
・ヒートガン
・熱湯
・スチーマー

と、さまざまなアイテムがあります。
扱いやすいものから手に取り、車の様子を確認しながら慎重におこないましょう。

虫取りクリーナーを使う

車の清掃アイテムの一つとして、虫取り(鳥のフン落とし)クリーナーが販売されています。商品名からすると花粉とは関係がないように見えますが、実はタンパク質の汚れを落とす、という共通点があります。

前述したとおり、花粉にはタンパク質が含まれているため、虫取りクリーナーでも十分な効果が期待できるのです。

夏を迎えると自然消滅?

ボディへの負担を抑え、手軽に花粉汚れを除去できるのが「夏まで花粉シミを落とすのを諦める」方法です。

諦めるとはいっても、夏まで何もしないというわけではありません。夏を迎えるまでは、こまめな洗車をおこない、花粉の付着を予防しましょう。

ポイントは、夏が来るまでは必要以上のケアをおこなわないことです。汚れの状態によっても異なりますが、夏はボディ全体の温度が上昇するため、簡単な洗車でもスムーズに花粉が落とせます。

夏を迎えると自然消滅? グーネット編集チーム

花粉汚れから車を守る方法

最後に、花粉汚れから車を守るための方法もしっかりと確認しましょう。

屋内・ガレージ保管

花粉の付着を防ぐなら、屋内に保管するのがベストです。雨風から守れるガレージがあれば、頑固な花粉シミが発生するリスクを抑制できます。ガレージの用意が難しい場合は、カーポートや車専用のカバーを利用した予防法もおすすめです。

定期的な洗車

車が汚れている・いないに限らず、簡単でも良いので定期的な洗車を心がけましょう。少しでも花粉の付着時間を減らすことがポイントです。

車内の花粉も忘れずに除去する

車内に舞い込んだ花粉がボディに付着するリスクもあるため、外側だけではなく車内の花粉も忘れずに除去することが大切です。花粉除去機能が付いたエアコンフィルターや車用空気清浄機など、花粉対策に適した商品を活用しましょう。花粉が付きにくい洋服を着用するのも一つの方法です。

また、花粉は静電気に引き寄せられる性質があるため、静電気防止アイテムを活用するのもおすすめです。

まとめ

花粉汚れの除去には、熱を加える処理方法が最も有効です。
ただし、処理温度が高くなればなるほど、素人では扱いが難しくなります。花粉付着後は速やかに清掃し、こまめな洗車を心がけることが大切です。

愛車を傷付けないためにも無理なケアは避け、できる範囲で対策を練りましょう。

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April 30, 2020 at 03:37PM
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