明日6月21日(日)夕方は、日本全国で部分日食が見られるチャンスです。この日はちょうど夏至にあたり、1年で1番昼間の長い日です。日本で見られる夏至の日の日食はなんと、1648年以来、372年ぶりのこと(「372年ぶり夏至の日食、予報は曇り時々晴れ」参照)。梅雨の最中ではありますが、多くの人が貴重な体験をすることができそうです。
部分日食 見られるマップ
前回の記事では、沖縄を除く広い範囲で晴れ間が出そうだと書きましたが、少し傾向が変わってきました。
日食が始まる16時~18時の各地の天気
・沖縄 沖縄本島では梅雨前線の影響であいにくの雨に。ただ石垣島など先島諸島では観測できる見込みです。太陽の約80%が欠け、三日月のような形が現れそうです。
・西日本 多少雲の出るところもありますが、観測には影響が無いでしょう。広い範囲で見ることができそうです。九州では太陽の約半分、近畿では約40%が欠けて見えます。
・北日本 日本海側を中心に晴れ。太平洋側は曇り空ですが、天気を崩すほどではありません。太陽のおよそ30%が欠けて見えます。
・東日本 北陸は晴れ。太平洋側は雲が広がる見込みで、東京など関東ではかろうじて、雲の隙間から観測できそうです。太陽の約35%が欠けて見えます。
最も太陽の欠ける時間は各地とも17時頃です。曇っていても、肉眼で見ることは危険ですので、必ず日食グラスなどを用意しましょう。サングラスや下敷きを使うのもいけません。
“1200年日食の旅”
実は、日本で見られる夏至の日食が372年ぶりという具体的な数字がわかる前に、国立天文台に「夏至の日の日食は珍しいのではないでしょうか」と取材しました。しかしながら、返ってきた答えは「個別に調べなければいけないのでわかりません。考えたこともありませんでした。」という思いもよらぬ回答でした。それならば、と独自に調べたわけです。
日食などの天文現象が起こる日は、地球の自転や月の公転の速度、それぞれの距離などから、計算で割り出せます。ですが、夏至にピタリと当てはまる日を探しだすとなるとそう簡単にはいきません。夏至の日はその年によって異なるからです。AI時代になり様々な情報がすぐにわかるようになりましたが、どんな仕事も最後はやはり手作業がかかせない。そんなことを思い浮かべながら、国立天文台などのデータベースを、見落としが無いか行ったりきたりすること数時間。ついに夏至の日の日食が1648年以来、372年ぶりということがわかったのです。
そして、前回がわかれば次回を知りたくなるのが人間というもの。次に見られる夏至の日食は、2802年ということがわかりました。1648年から2802年までおよそ1200年分の日食を探す羽目になりました。
※トップ画像を全国の予報に変更しました。
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June 20, 2020 at 10:21AM
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