佐久市香坂で進む大規模太陽光発電所（メガソーラー）の建設計画について、県は１０日、環境影響評価（アセスメント）方法書を公告し、住民への縦覧を始めた。永輝商事（東京）のグループ会社が計画を進めたが、今年１月に藤巻建設（飯山市）のグループ会社が引き継ぎ、区域を一部見直したため、方法書手続きを再実施。水源地や地質などに配慮し、区域は引き継ぎ前の約６６ヘクタールから約５８ヘクタールに減らした。
引き継いだのは藤巻建設のグループ会社「ＦＳＰＳ八風」（飯山市）。引き継ぎ前の区域から、西側にある水源地の上流域や土砂災害警戒区域を外し、残す森林やパネル設置面積などを補うため東側の一部区域を加えた。出力規模は２９・９７メガワットで、引き継ぎ前の約３０メガワットとほぼ同じ。事業名称は引き継ぎ前の「長野県佐久市そら発電所（仮称）」から「佐久市八風太陽光発電所」に変更した。
現場は上信越道北側。引き継ぎ前の計画では、近隣の西地区が２０１８年４月、整備で山の保水力が低下し、土砂災害の恐れがある―として反対の抗議文を永輝商事側に提出した経過がある。藤巻建設は取材に対し「防災上の懸念をクリアし、丁寧な説明も進めて地域の心配を解消したい」としている。
方法書の縦覧は１０月９日まで、県庁、県佐久地域振興局（佐久市）、佐久市役所で行っている。
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November 27, 2020 at 10:32AM
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佐久市香坂のメガソーラー計画 アセス方法書の縦覧開始｜信毎web - 信濃毎日新聞
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