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19式自走榴弾砲を安価に調達する方法(Japan In-depth) - Yahoo!ニュース

【まとめ】

・99式自走榴弾砲を分解、19式資材に再利用すれば19式を安価に調達可能。

・不要となった99式の車体は89式装甲戦闘車の後継の歩兵戦闘車の車体として利用。

・砲塔は外国製の無人砲塔を採用すれば安価で性能もよくなる。

陸上自衛隊が新たに採用した19式自走榴弾砲の調達を安く上げる方法がある。それは装軌式の99式自走砲を用途廃止にして分解し、そのコンポーネント流用することだ。

まずは19式の問題点を見てみよう。19式は安くするため、また空自のC-2輸送機に搭載するために調達単価と戦闘重量を低減するために安普請となって、自走榴弾砲としては極めて中途半端なものになった。

自動装填装置が装備されていないために、装填手を含めて乗員は5名となっている。対して同じ車体を利用したBAEシステムズのアーチャーは自動装填装置を装備しており、乗員は3名と少ない。近年の8輪の自走砲は同様に自動装填装置を持つものが主流だ。

自動装填装置を導入して重量の増加は実は問題がない。有事の際はC-2で空輸は不可能だからだ。C-2は当初の計画で調達が30機だったが、25機に減らされ、その後は22機まで減らされている。有事にはより優先順位の高い弾薬、人員、食糧、医薬品、トラックなどの輸送で手一杯で、19式や16式機動戦闘車などの重装備を輸送できる余裕はない。フィクションに基づいて仕様や運用を決めている。

自動装填装置を導入すれば当然その分重たく、調達単価も高くなるが、迅速に射撃や陣地変換が可能であり、装填手、二人分の人件費も浮く。これを30年間程度使用すると恐らく自走装填装置を導入した方が安いだろう。また自動装填装置を搭載しないのであれば6輪でもよかったはずだ。恐らくは6輪だと射撃時の反動を制御できなかったのだろう。

またコスト削減が目的化しているためか、いびつな設計となっている。3人用の非装甲のキャブを採用し。装填手席は車体中央の露天にキャンバス張りで、座席のクッションも、冷暖房もない。このようなレイアウトを行っている自走榴弾砲は存在しない。これでは装填手の疲労は大きくなり、また敵の砲撃での生存性は極めて低い。

防衛省は明言していないが、NBCシステムも搭載されていないようだ。トライアル時には装備されていた機銃も装備されていない。その割に調達単価は6.7億円であり、99式自走榴弾砲の9.7億万円と比べて大して価格が安いとはいえない。

最大のコンセプトは安価で国産榴弾砲を調達することあり、実戦で使用することは想定していないとしか思えない。

榴弾砲だから防弾性能も機銃もいらないのだと19式を擁護する主張もあるが、それでは99式など、これまでの国産や外国製自走榴弾砲は装甲、機銃を有しているのか。こちらの弾が届くということは相手の弾も届くということだ。そのために対砲レーダーは存在している。

しかも陸自は火砲削減の一環でより長射程のMLRS(多連装ロケットシステム)を廃止するが、仮想敵の中国は155ミリ榴弾砲より長射程の地対地ミサイル、ロケットを多数揃えている。また中国は自衛隊よりも遥かにドローンの導入と運用が進んでいる。攻撃ヘリも多数揃っている。射程が同じ榴弾砲を有していても、情報化の遅れた自衛隊の特科は先に発見、攻撃されて殲滅される可能性が高い。自分が先に撃たれないというのは願望に過ぎない。

敵が大規模な部隊を揚陸してくるということは自衛隊や米軍の制海権、制空権の維持も怪しいということだ。制空権がなければ19式は容易に探知され、地対地ロケット、ミサイル、武装ドローン、攻撃ヘリ、特殊部隊などから攻撃されるだろう。つまり、19式は戦場では一方的に虐殺されて全滅する可能性が極めて高い。

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May 16, 2020 at 09:54PM
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