Search

外出自粛のイライラをコントロールする方法 - ハーパーズ バザー・オンライン

ソーシャルディスタンシングや外出自粛をめぐる認識は日々変化し、ルームウエアを着て過ごすことの目新しさは薄れてきた。インスタグラムであれほど見かけたバナナブレッドの投稿も2週間前ほど頻繁ではなくなっている。けれど、ひとつだけ高まっているものがあるとすれば、それは。人々のイライラだ。自分自身がかんしゃくを起こすにせよ、家の中にいる誰かが怒りっぽくなるにせよ、突然空気に苛立ちが混じることがある。ネットベースの世論調査に特化したYouGovは先週、イギリス人の48%が現在ストレスを感じており、42%がフラストレーションを覚えているとレポートした。

鍵をかけて閉じ込められているわけではないけれど、ロックダウン生活は刑務所に収監されているのとある種似ているとNPO組織Benenden Healthの代表シェリル・リスゴー(Cheryl Lythgoe)は説明する。「今の状況は、刑務所内のメンタルヘルスと似ているという報告がWHOから出されています。社会的ネットワークから隔離された気分や、将来への不安、意味ある活動の欠如感などが入り込んできて、私たちの回復力に間違いなく影響を及ぼしています」と彼女は言う。

最初は、不安はあったものの楽天的だったが、ムードは明らかにシフトし始めた。それぞれが実行していたサバイバル作戦が途中で挫折してしまうこともある。「研究から、どんな種類の災害でも、人間は、初期の頃は生活にさまざまな適応策を講じて対応することがわかっています。メンタルヘルス的には非常に短いハネムーン期間があって、その後、急降下するのですが、それがどのような経緯をたどり、どのくらいの時間がかかるかには個人差があります」とDragonfly CBD Oilの薬剤師でアドバイザーのサルタン・ダジャーニ(Sultan Dajani)は言う。

どうしてイライラするのか?

every relationship has it's ups and downs

PeopleImagesGetty Images

ありとあらゆることが、イライラの引き金になる。例えば、インターネットの接続が悪い、パートナーがくだらないことを言った、スーパーへ買出しに行ったのに何か忘れたことに気づくなど。しかし、以前であればその場を立ち去ることができたかもしれないのに、避難ルートを作りあげることがかなり不可能なのが現在で、それが、文句を言ったり感情を大声で爆発させたりすることの増加につながっている。

「不安感は、普通、心配や落ち着かない気分、恐ろしさなどの結果として持つもので、これが過度にイライラしているように見える人もいるのです」とリスゴー。また、ウェルビーイングの慈善団体CABAのメンタルヘルス専門家カースティー・リリー(Kirsty Lilley)によると、自分ではコントロールできない気分とも関係しているという。「イライラは脅威システムと関係していて、普通は、現在感じているストレスに圧倒されているというサインです。いつものルーティーンに生じた変化、不健康な睡眠パターン、家庭と仕事を両立させることや、達成感や喜びを感じることが少なくなったことなどは、どれもイライラを感じる要因になります」と彼女は説明する。

ではどう対処すればいい?

overhead shot looking down on woman at home lying on reading book and drinking coffee

monkeybusinessimagesGetty Images

まずやってはいけないのは、感情を無視すること。長い間閉じ込めておくと、些細なことにも火山級の爆発を起こしてしまうリスクがある。「不安感やイライラ感の原因を探ることで、そうしたトリガーになる問題に初めて対処することができるのです。感情を書き出して、これほどイライラさせる原因は何か突き止めたり、時間をとって自分に集中したり、感謝する訓練をしたり、あるいは信頼できる人と話したり。自分にストレスを感じさせている根本原因の解決に集中することが大切です」とウェルネスアプリKeepAppyのCEOで共同創業者のエイミー・ルイーズ・カートン(Aimee-Louise Carton)は言う。イライラの原因を探れば、自分を激怒させたのはディナーを焦がしてしまったという事実ではなく、最後に外にディナーを食べに行って、大事な“自分の時間”を持ったのはいつだったか憶えていない(くらい、だいぶ前だ)という事実であることに気づくだろう。

自分がどう感じているかに耳を傾けるのも、爆発する前に自分を捕まえるもうひとつの方法だ。フラストレーションがフツフツと煮えたぎってきたら、それを認識し、自分にそういう感情を持つことを許し、自分をそこから切り離せるかどうか見てみる。これで、ちょっとした時間的余裕ができる。それでも結局は爆発するかもしれないけれど、出口をどうにか見つけられるかもしれない。

突然ブルーな気分になる覚悟もしておくこと。朝起きた時に不機嫌になっているかもしれないけれど、そういう時こそ、周りの人に申告しておくといい。「またイライラしそうだと思ったら、愛する人に心構えさせましょう」とリスゴー。「それから、1日のスタートに前向きなホルモンを分泌させるエクササイズをして、フラストレーションを少し発散させましょう」

 

自分に合う対処方法を見つけて

a young woman taking a break from technology

MundusImagesGetty Images

家の中で修理が必要なものがあったら、ツールキットに手を伸ばす。それと同じことを自分自身にして、ストレス緩和策を講じよう。呼吸エクササイズは心の中の不安感を鎮める優れた方法だし、他の人を助けることは目的意識や積極性を持つ役に立つ一方、地に足がつき、頭で考えるのではなく体で感じることができる。「立ったり座ったりして自分の体重を感じ、足に意識を集中して、その下にあるしっかりした地面に支えられているとイメージしましょう。これで意図的に加熱状態になりがちな脅威システムをスローダウンさせます」とリリーは勧める。

仕事中は、自分をすり減らし過ぎないようにすること。「60〜90分のリズムを守って、15分間はブレイクをとることが重要。断続的に仕事をすることでエネルギーが湧いてきて、1日の終わりにスイッチオフするのがラクになります」と環境心理学者でウェルビーイングのトレーナー、リー・チェンバース(Lee Chambers)は言う。突然、在宅学習するようになった場合は、子供たちと同じように自分もブレイクをとることが必要だから、この方法を考慮しよう。

また、ルーティーンを守ることも気分を安定させることに役に立つ。同じ時間に寝て同じ時間に起きることや、読書や料理、TVを見るなど自分がときめくことをする時間を持つこと、愛する人に定期的に電話をかけることなども役に立つ。でも週にが、1〜2晩は自分だけの時間を持つこと。友だちや家族と近況を報告しあうのもいいけれど、疲れ果てている時はおしゃべりより自分のメンタルヘルスが大事。休んでくつろぐ時間がとれずに夜が終わってしまったと腹立たしく思ってしまうことになりかねない。

植物のパワーを借りてイライラをストップさせる方法もある。ラベンダーやジャスミン、チトセランは不安感やストレスを緩和することがわかっているし、アロエベラは夜、不眠症に効果的な酸素を生成して、睡眠を助けると言われている。アシュワガンダ(インドニンジン)もコルチゾル値を低減するので不安感を取り除くことが証明されているが、サプリメントとして摂ることができる。

最後に、叫び声をあげたり大声を出したりしたからといって、自分を責めないこと。気分が優れない日があってもいいと許し、これはノーマルな感情で、大部分の人は今、怒りっぽくなっているのだと認識しよう。「昨日のことを心配するのはやめて、今日できることをコントロールし、嵐が過ぎ去るのを待って、次はもっとうまく対処できる方法を身につけましょう」とリスゴーはアドバイスしている。

Translation: Mitsuko Kanno From Harper's BAZAAR UK

This content is created and maintained by a third party, and imported onto this page to help users provide their email addresses. You may be able to find more information about this and similar content at piano.io

Let's block ads! (Why?)



"方法" - Google ニュース
May 16, 2020 at 05:36PM
https://ift.tt/2WzocOd

外出自粛のイライラをコントロールする方法 - ハーパーズ バザー・オンライン
"方法" - Google ニュース
https://ift.tt/2TbbX9b
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "外出自粛のイライラをコントロールする方法 - ハーパーズ バザー・オンライン"

Post a Comment

Powered by Blogger.