車は「高い買い物」というイメージが強いものです。しかし、タダ同然で手に入れる方法がないわけではありません。ここでは、車を格安で手に入れるにはどんな方法があるのか、なぜそんなことが可能なのかの理由も含めて紹介したいと思います。
タダで中古車が手に入る方法はある?
通常、車を手に入れるにはまとまったお金が必要となりますが、無料で手に入れることができる方法もあります。チャンスは多いわけではないですが、次のような方法があります。
・親族や友人から譲ってもらう
親族や友人が不要になった車を譲ってもらうのは、一番手間もかからず簡単な方法です。車の種類や状態は選べませんが、同居の親族であれば車庫証明を取り直す必要がありません。しかし、車や任意保険などの名義変更は行わなくてはいけません。
・社用車を譲り受ける
社用車は会社の「資産」として、耐用年数によって減価償却という方法で会計処理されます。また、社用車として使っていた車を社員など個人が受け取ることは、所得と同じ扱いとなります。そのため、その車の時価に応じて所得税が課せられます。
・廃車予定の車をもらう
解体業者などから使われなくなった車を廃車手続き前に譲り受ける方法です。ただし、廃車は資源扱いであり、解体業者も前の持ち主から有償で引き取っている場合が多いので、タダで譲ってくれるケースは多くありません。
・廃車済みの車を再登録して使用する
一度登録を抹消して廃車となった車を手に入れてから再登録することも可能です。陸運局に出向いて手続きをし、ナンバープレートの購入や車庫証明の取得、自賠責保険料や自動車税などを支払います。これらには、40,000円前後の費用がかかります。このように、タダで車を手に入れたとしても、必要な手続きはあるので、まったく費用がかからないわけではありません。
どうして格安で売られている中古車があるの?
中古車をタダで手に入れる方法は少ないですが、数万円のお金をかければ中古車市場で買うことができます。実際、中古車販売店が0円や数万円程度の低価格で買い取った車が、10万円前後の価格で売られていることは少なくありません。ここまで格安で販売されているのには、次のような理由があります。
・走行距離が長い
車は消耗品なので、走行距離が長くなればなるほどその価値は下がります。また、走行距離が伸びると部品の消耗も進むことから、10万kmを買換えの目安にしているケースも多くなっています。そのため、中古車市場で安く販売されている車は走行距離が長い場合が多いでしょう。
・年式が古い
走行距離と同様に、年式が古くなるほど、その車の価値は下がります。現在販売されている車と比べて、年式の古い車は性能が劣ることが多いため、基本的には古いほど価格は安くなります。
・修復歴や事故歴がある
過去に事故を起こしたことがある車は「事故歴あり」、過去に車の骨格部分を修理したことがある車は「修復歴あり」の車として販売され、性能に影響がない場合でも、車の価値は相場より大きく下がります。また、今は走行に影響がなくても将来問題が出ないとは言い切れないリスクがあるので、避けたほうがいいでしょう。
・不人気の車種、カラー
新車時は同タイプ、同程度の価格の車でも、中古車市場の価格はそのときの人気に大きく左右されます。そのため、同じ車種でも、カラーの違いで数万~数十万円の差が生じることもあります。
・元々の車両価格が安い
新車価格が数十万円の軽自動車などは、年式が新しく走行距離が少なくても10~20万円台で販売されていることがあります。
車に乗るまでにかかる諸経費を知っておこう
車本体の価格および消費税とは別に、車を譲ってもらったり格安車を買ったりした場合にかかる諸経費には次のようなものがあります。
・自動車税、軽自動車税
毎年4月1日時点での所有者に課される税金で、自動車税は排気量に応じて金額が変わります。中古の普通車を購入時は、購入月の翌月から3月までの分を一括で支払います。なお、軽自動車は購入時期にかかわらず、一律となります。
・自動車重量税
車の重さに応じて課される税金です。新車登録や車検のタイミングで支払います。
・自賠責保険料
次の車検までにかかる分を月割で計算して支払います。
・車両登録代行費用
名義変更を販売店に依頼する場合に支払う費用のことです。30,000円程度が相場となっており、自分で車両登録を行う場合は不要です。
・車庫証明代行費用
車庫証明の取得を販売店に依頼する場合に支払う費用のことです。10,000円前後が相場となっており、自分で車庫証明の取得を行う場合は不要です。
・洗車、クリーニング費用
一般的に販売店側が洗車やクリーニングを行いますが、購入時の見積りに含まれていることもあります。なお、50,000円程度が相場となっています。
・納車費用
販売店まで自分で取りに行くのが難しい場合、納車費用を支払って自宅に納車してもらいます。近場は5,000~10,000円、遠方であれば10,000〜30,000円が相場となっています。
・車検費用
車検が切れている場合は、自分で車検を受ける必要があります。
・修理費用
格安車は現在の状態に対して値段がつけられている場合が多いため、修理やメンテナンス費用が追加でかかる可能性があります。そのため、必要な修理やメンテナンスを事前に確認しておくことが大切です。
タダで車をもらうときも諸経費を考えておこう
中古車をタダで譲り受けたりタダ同然で手に入れたりする方法はありますが、格安車が安いのにはそれなりの理由が考えられます。そのため、リスクを知った上で購入しないと思わぬ出費につながる可能性があります。車両本体の価格のほかに、税金や自賠責保険料、車両登録代行費用などの諸経費を踏まえた上で、予算を組むのがおすすめです。
よくある質問
Q1:タダで中古車に乗れる方法はあるの?
A:親族や友人から譲り受けたり、社用車をもらったりすれば、タダで中古車を手に入れることができるでしょう。
Q2:車両価格以外にかかる費用は?
A:車本体の価格および消費税とは別に、車を譲ってもらったり格安車を買ったりした場合には、税金や自賠責保険料などの諸経費がかかります。
Q3:どうして中古車が格安で売られているの?
A:中古車市場で安く販売されている車には、走行距離が長かったり修復歴があったりなど、何らかの理由があります。そのため、状態をしっかり確認してから選ぶことが大切です。
※記事の内容は2020年5月時点の情報で制作しています。
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May 08, 2020 at 04:20AM
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