Search

火災保険の物件の評価方法について、FPがわかりやすく解説!(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース

火災保険をかける際、当然のことながら保険の対象となる建物の価値を評価し、保険金額を決めます。

新築物件であれば建築価額が分かるので、それによって保険金額を決めればよいのですが、新築建物でない場合は、いくつかの方法で建物の価値を評価して保険金額を決めることになります。

この記事では、それらの方法を紹介したいと思います。

個人の住宅は、新価基準での補償が主流になっている

火災保険を大きく2つに分けると、企業分野の火災保険と家計分野の火災保険に分けられます。企業分野の火災保険は企業が所有する工場、倉庫、住宅などが対象となり、時価基準で保険をかけることが一般的になっています。

「時価」とは、損害が生じた地および時における保険の対象の価値をいい、新価から年の経過に対する価値の減少分を差し引いて算出されます。それに対し、家計分野の火災保険は個人の所有する建物などが保険の対象で、新価基準で保険をかけることが主流となっています。

「新価」とは、損害が生じた地および時におけるその保険の対象を新たに取得する場合の金額をいい、「再取得価額」または「再調達価額」ともいいます。

「新価」で保険をかければ再築価額で補償されるため支払保険金で新しい建物を建て直すことができます。ですから、資力に限界のある個人の場合、「新価」で火災保険を付保するのが推奨され、それが一般的になっているのです。

「新価」を求める方法について

保険の対象となる個人の建物が新築でない場合、その建物の「新価」を求めるにはどうしたらよいでしょうか?

建物の各部分の仕様を調べて、現在新しく購入したらいくらになるかとやっていたら、保険をかけるまでの手間と時間がかかり過ぎてしまいます。それゆえ、中古建物の「新価」を簡便に算出する方法があります。「年次別指数法」と「新築費単価法」です。

年次別指数法による評価

「年次別指数法」とは評価対象の建物の建築時における建築費の価額と建築年ごとに対応する年次別指数を用いて新価を計算する方法です。建築年と建築価格が分かっていればこの方法をとることができます。

「年次別指数」は、建築年と評価対象建物の構造等級*毎に設定されています。建物の建築年と現在の間の年次別指数がどのくらい上昇しているかを計算して「新価」を算出することになります。

すなわち、
保険対象建物の新価=建築時の建築価額×年次別指数による上昇率
という式で「新価」が求められます。

*構造級別とは、建物の構造による分類で、次の3種類を指します。
M構造(コンクリート造・石造りなどの共同住宅)、
T構造(コンクリート造・鉄骨造・耐火建築などの建物)
H構造(木造など、M構造、T構造に該当しない建物)

【関連記事】

Let's block ads! (Why?)



"方法" - Google ニュース
May 11, 2020 at 03:50PM
https://ift.tt/2LmzSO0

火災保険の物件の評価方法について、FPがわかりやすく解説!(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース
"方法" - Google ニュース
https://ift.tt/2TbbX9b
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "火災保険の物件の評価方法について、FPがわかりやすく解説!(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース"

Post a Comment

Powered by Blogger.