アーユルヴェーダにおける「免疫」あるいは「免疫力アップ」の考え方を教えてください。
金原杏奈(以下 杏奈): アーユルヴェーダでは「オージャス」という言葉が存在します。簡単に説明すると、いきいきとした生命エネルギーのこと。黄金に輝くはちみつのような、甘くしっとりしたものが体の中に流れているイメージですね。オージャスの豊かな人は生命力に満ち溢れているので、きちんとお腹が空いて夜もしっかり眠れて、体は丈夫で風邪も引きにくくなります。これは食べたものがきちんと消化されることでできると言われていて、日々の食事からいかに未消化物を体に残さないかがキーポイントになってきます。高い消化力で体が浄化されオージャスが増えれば、自分を守る力、いわゆる免疫力が強くなるとアーユルヴェーダでは考えます!
オージャス…増やしたいですね!家で簡単にできることって?
杏奈:朝起きたらまずは白湯を飲みます! その時に生姜のスライス、またはアップルサイダービネガー(リンゴ酢でも可)を小さじ1杯入れて飲んでみて下さい。生姜は消化力を高めてくれます。アップルサイダービネガーは抗菌作用があり風邪予防にも最適です。
それから前回の記事でも紹介した「ゴールデンミルク」。ターメリックは天然の抗生物質とも言われていて、1日の終わりにこれを飲むことでストレスも緩和します。
1日の始まりと終わりに、セージの葉を燃やすのもオススメ! セージはもともとスピリチュアルなもので、淀んだエネルギーなどを浄化してくれると言われていますがアーユルヴェーダではウイルスからも体を守ると言われています。
“腸内環境が免疫力を左右する”と聞いたことがあります。アーユルヴェーダでも同じように腸は大事?
杏奈:とっても大事です! アーユルヴェーダでは何よりも食べたものがきちんと消化されずに未消化物として残ったものが、いずれ体内で腐り病気や不調の原因を生み出すと考えます。アーユルヴェーダでは腸の調子を整えるのに有名なハーブ「トリファラ」というものがあります。これは「アマラキ」「ハリタキ」「ビビタキ」と呼ばれる3つの果物から作られるもので、腸壁にへばりついた未消化物を削ぎ落として腸絨毛を洗い流す“腸内清掃”の効果があります。他にも、便秘の改善、ガスの排除、消化力の強化、若返り、生殖系の強化、免疫の強化、血液循環の改善など効能はたくさん! アメリカでは、手軽なサプリメントやお湯に溶いて飲むパウダータイプなど色々あります。私は季節の変わり目や、年末に1年間のデトックスとして1ヶ月〜2ヶ月ほどサプリを飲んだりしています。
ちょっと免疫が落ちたかな、体調が悪いな…と感じたら、どう対処するといいでしょう?
杏奈:まずは生活習慣を見直してみて下さい! 基本的なことをきちんと実践すること。①早寝早起き ②食べ過ぎない&消化に良い食事を心がける(油っこいものやお肉など消化に時間のかかる食物、重たい食事はできるだけ避ける)③白湯を飲む ④お風呂に浸かって体を温める。特に、食事は大事なポイント。ストレス社会に生きる私たちは、日頃のストレスを食事で発散しがちです。体調が優れないなと思う時こそ、食べ物を見直してみて下さい。この当たり前なことが日頃から出来ていれば、体はストレスや疲れを毎日リセットして私たちの免疫を高く保ってくれます。
金原杏奈/東京都出身。2011年からニューヨークを拠点に活躍するモデル。2019年よりアーユルヴェーダコーチとしての活動もスタートさせ、美とヘルスケア、メンタルケア、サステナブルリビングにまつわるワークショップも開催中。自身が手がけるインスタグラムのウェルネスアカウントは @kitchenpharmacy
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May 03, 2020 at 05:00PM
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デイリーな免疫力アップの方法、教えます!【連載・花嫁のためのアーユルヴェーダ】 - VOGUE JAPAN
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