
新型コロナウイルスに関連して使われる「クラスター」や「緊急事態宣言」などの専門用語について、統一した手話の表現方法を決めるための会議が、盛岡市で開かれました。
この会議は、新たなことばに対応する手話を考案する「日本手話研究所」が開いたもので、東北6県から聴覚障害者など6人が盛岡市に集まりました。
会議では、新型コロナウイルスに関連して使われる専門用語など27の用語について、手話の表現方法の案が検討されました。
このうち、感染者の集団発生を表す「クラスター」については、人が集まるという手話と広がるという手話を組み合わせた表現が提案されました。
また「緊急事態宣言」については、通訳者によって救急車のサイレンを表す手話が使われたり、緊急を表す手話が使われたりして、表現がバラバラだという意見が出され、どのように表現をするか話し合っていました。
統一した表現方法は、今後、東北地方など各地域から出された案をもとに、全国の会議で話し合われ、9月に決まる見通しだということです。
会議に出席した秋田県聴力障害者協会の加藤薫事務局長は「新型コロナウイルスへの対応は緊急を要するので、手話の表現方法も速やかに統一して、全国に普及させなくてはならない」と話していました。
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June 05, 2020 at 03:37PM
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新型コロナ関連の専門用語 手話表現方法の統一へ検討会 - NHK NEWS WEB
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